ボードゲームの持ち運び:人数に応じたセットの紹介
ボードゲームは、友人や家族と集まって楽しむのに最適なアクティビティです。しかし、せっかくの楽しい時間を始める前に、ゲームの持ち運びで苦労するのは避けたいものです。ここでは、参加人数に合わせて最適なボードゲームセットをどのように準備し、持ち運ぶかについて、具体的な方法と考慮すべき点をご紹介します。
1. 少人数(1〜3人)向けセット
少人数でのプレイは、比較的コンパクトなゲームが多い傾向にあります。そのため、持ち運びも容易なセットを組むことができます。
1.1. コンパクトなゲームの選択
* カードゲーム: 「ドミニオン」「サン・ファン」「アグリコラ:カードゲームエディション」などのカードゲームは、箱が小さく、コンポーネントもカードが中心なので、非常に持ち運びに便利です。
* タイル配置ゲーム: 「カルカソンヌ」「アズール」「クアドループ」などは、タイルや駒が中心ですが、箱のサイズも中程度で、バッグに収まりやすいです。
* 軽量戦略ゲーム: 「キングダムビルダー」「宝石の煌き」のような、ルールが比較的シンプルでプレイ時間も長すぎない戦略ゲームも、少人数プレイに適しています。
1.2. 持ち運び方法
* リュックサック/トートバッグ: 軽量で、中身を保護してくれるリュックサックやトートバッグが最適です。ボードゲームの箱が複数あっても、底に重いものを置き、軽いものを上に重ねるようにすると安定します。
* インナーボックス/ポーチ: カードゲームや小さなコンポーネントは、ジップロックや専用のポーチに入れると、箱の中で散らばるのを防ぎ、紛失のリスクも減らせます。
* ゲームバッグ/スリーブ: 特殊なゲームバッグや、箱を保護するスリーブを使用すると、傷や汚れからゲームを守ることができます。
1.3. ケーススタディ:週末のピクニックで2人プレイ
友人との週末のピクニックで、2人用のゲームを楽しみたい場合を想定してみましょう。
* ゲーム例: 「七つの海」「花火」
* 持ち物:
* 「七つの海」の箱(カードゲームのためコンパクト)
* 「花火」の箱(こちらもカードゲーム)
* ジップロック(コンポーネント整理用)
* おやつ、飲み物
* 運び方: 小型リュックサックに、ゲームの箱、ジップロック、そしてピクニックの必需品をまとめて入れます。カードゲームなので、箱が小さく、リュックサックのサイドポケットに飲み物を入れることも可能です。
2. 中人数(4〜6人)向けセット
中人数でのプレイでは、ゲームの規模も大きくなり、コンポーネントも増える傾向があります。それに合わせて、持ち運びも工夫が必要になります。
2.1. ゲームの選択と拡張
* 中量級戦略ゲーム: 「カタンの開拓者たち」「チケット・トゥ・ライド」「ドミニオン」といった、多くのプレイヤーが楽しめる定番ゲームは、この人数帯に最適です。
* 拡張セットの考慮: プレイヤー人数を増やす拡張セットがあるゲームは、基本セットだけでなく拡張セットも持ち運ぶ必要が出てきます。拡張セットが別箱になっている場合は、その分荷物が増えます。
* 協力型ゲーム: 「パンデミック」「ザ・クルー」のような協力型ゲームは、人数が多いほど盛り上がることが多く、この人数帯に適しています。
2.2. 持ち運び方法
* 大きめのリュックサック/ボストンバッグ: 箱のサイズが大きくなるため、より容量のあるリュックサックやボストンバッグが必要になります。
* ゲームケース/コンテナ: 複数のゲームをまとめて持ち運ぶ場合や、箱が傷つきやすい場合は、専用のゲームケースや頑丈なコンテナが役立ちます。
* コンポーネントの整理: カードのデッキケース、ダイスタワー、コマを小分けにするためのトレイやポーチは、ゲームの準備時間を短縮し、コンポーネントの紛失を防ぎます。
* 重さの分散: 箱が複数になり、重さが増すため、バッグのストラップを太くしっかりしたものにし、背負う場合は肩への負担を軽減するように調整します。
2.3. ケーススタディ:友人宅でのボードゲーム会で5人プレイ
友人宅に集まって、5人でボードゲームを楽しむ場合を想定してみましょう。
* ゲーム例: 「カタンの開拓者たち」「ドミニオン」(拡張セット含む)
* 持ち物:
* 「カタンの開拓者たち」の箱
* 「ドミニオン」の基本セットの箱
* 「ドミニオン」の拡張セットの箱(例:「陰謀」)
* デッキケース(「ドミニオン」のカード整理用)
* ダイスタワー
* 運び方: 大きめのボストンバッグに、3つのゲーム箱を底に並べ、その上にデッキケースやダイスタワーを置きます。箱が重くなるため、バッグの持ち手をしっかり握るか、肩にかけられるストラップが付いているものを選びます。
3. 大人数(7人以上)向けセット
大人数でのプレイは、特別なパーティーゲームや、大人数に対応できるシステムを持つゲームが中心になります。それに伴い、持ち運びもさらに考慮が必要になります。
3.1. ゲームの選択
* パーティーゲーム: 「ディクシット」「コードネーム」「人狼」などのパーティーゲームは、ルールが簡単で、大人数でワイワイ楽しむのに最適です。これらのゲームは、コンポーネントが少なく、箱も比較的コンパクトなものが多いです。
* 大人数対応の戦略ゲーム: 「テラフォーミング・マーズ」(拡張で大人数対応)、「ネアンデルタール」(10人までプレイ可能)のような、大人数でもプレイ可能なゲームも選択肢に入ります。ただし、これらのゲームはコンポーネントが多く、箱も大きくなる傾向があります。
* 複数のゲームの組み合わせ: 人数が多い場合は、1つのゲームで全員が同時にプレイできないこともあります。その場合、いくつかのアクティビティを用意し、ローテーションで楽しむという考え方もできます。
3.2. 持ち運び方法
* 大型コンテナ/スーツケース: 複数のゲームや、大人数用の大きなゲームを持ち運ぶ場合は、頑丈な大型コンテナや、小旅行用のスーツケースが便利です。
* ゲームバッグの工夫: キャスター付きのゲームバッグは、重い荷物を運ぶ際に体への負担を大幅に軽減してくれます。
* コンポーネントの徹底的な整理: 数が増えるほど、コンポーネントの紛失は致命的になります。プラスチック製の小分けケースや、仕切りのある収納ボックスなどを活用し、各コンポーネントを明確に区別できるようにします。
* ゲームの分割: 非常に大きなゲームの場合、箱が重すぎて一人で運べないことがあります。その場合、コンポーネントをいくつか分けて運び、現地で組み立てるという方法も考えられます。
3.3. ケーススタディ:大規模なボードゲームイベントで10人プレイ
ボードゲームイベントで、10人の参加者と一緒に楽しめるゲームを用意する場合を想定してみましょう。
* ゲーム例: 「コードネーム」「人狼」(「ワンナイト人狼」など、準備が簡単なもの)、「ディクシット」
* 持ち物:
* 「コードネーム」の箱
* 「ワンナイト人狼」の箱
* 「ディクシット」の箱
* 複数人で遊べる追加のカードゲーム(例:「ito」)
* 小分けケース(カードやトークン整理用)
* 運び方: キャスター付きの大型ゲームバッグに、3つのゲーム箱と追加のカードゲームを入れます。箱がそれほど大きくないため、バッグの容量に余裕があるはずです。小分けケースは、イベント会場でテーブルに並べやすく、参加者がすぐに取り出せるようにしておきます。
4. その他の考慮事項
人数に関わらず、ボードゲームを持ち運ぶ際には、以下の点も考慮するとより快適になります。
* ゲームの保護: 箱が傷ついたり、角が潰れたりしないように、緩衝材(プチプチなど)を使用したり、箱をスリーブに入れたりする工夫をしましょう。
* コンポーネントの保護: 特にカードは、スリーブに入れることで折れや汚れから守ることができます。
* 持ち運びの「儀式」: ゲームを箱から出して、テーブルに並べ、コンポーネントを整理する作業は、ゲームプレイの一部と捉えることができます。事前に準備しておけば、プレイ開始までの時間を短縮できます。
* 会場への配慮: 公共の場や、他の方の迷惑になる可能性のある場所へ持ち運ぶ際は、静かに、そして周囲に注意して行動しましょう。
* 予備の部品: 万が一、コンポーネントを紛失した場合に備えて、ダイスやトークンなどの予備を少量持っておくと安心です。
まとめ
ボードゲームの持ち運びは、参加人数やゲームの種類によって最適な方法が異なります。少人数であればコンパクトなゲームを中心に、中人数なら定番ゲームとその拡張を、大人数ならパーティーゲームや大人数対応ゲームを、といったように、参加人数に合わせてセットを考えることが重要です。リュックサック、ボストンバッグ、コンテナ、そしてコンポーネントを整理するための各種ケースなどを活用し、ゲームを安全かつスマートに持ち運ぶことで、よりスムーズで楽しいボードゲーム体験を実現できるでしょう。
