クマのプーさん [英語版ルビ訳付] 講談社ルビー・ブックス詳細
クマのプーさん [英語版ルビ訳付] 講談社ルビー・ブックス口コミ
中三の息子の宿題用に購入しましたが、ほとんど使用しませんでした。ルビ訳が必要なところについて無かった=息子の英語力と相違していたのが最大の原因なので、ほかの方にはあまり参考にならないかも・・・
A. A.ミルンが息子のロビンのために作った物語である。ロビンはプーというクマのぬいぐるみを持っていた。ミルンはそこからストーリーを作ったのだ。
1章。昔むかし、ウィニー・ザ・プーはサンダースという名刺がかかった家に一人で住んでいた。ある日、プーさんはハチミツを採ろうとして木登りをし、ミツバチの巣に近づいたが、枝が折れて下に落ちてしまう。
息子のロビンも話の中に出てくる。彼は森の緑のドアがある家に住んでいた。ロビンの知恵で、プーさんはハチミツを採るために青い風船で自分を空の一部に見せかけて巣に近づこうとする。さらに、念のためにプーさんは体を泥まみれにしていく。ロビンがふくらませた風船から手を離すと、プーは風船の力で空に浮かび上がる。プーさんは無事にハチミツを採れたのか?
2章では、プーさんが鼻歌を歌いながら森の中を歩いている。砂の土手のところに来て、大きな穴を見つける。プーさんは、たぶんウサギの巣穴だと考える。首を突っ込んで「だれかいるの?」と聞くが、「だれもいない」と返事が返ってくる。プーさんはしばらく考えて、また「ウサギさん、そこにいるの?」と再び聞く。ウサギはそこにいないと言うが、相手がプーさんだと分かり、入ることを許す。その後は、この物語らしくプーさんがドタバタ騒ぎを起こす。
そして3章。プーさんとピグレット(子ブタ)がウーズゥールという謎の生き物の足跡を見つけてその後を追う。追っているうちに、2種類の足跡は4種類に増える。プーさんたちは熱心に後を追うが、実は……というお話。
全部で10章あるのだが、たわいなく、ほほえましい話ばかり。英語も平易で読みやすいが、ところどころにcrossly(むっとして)、jiggeting(あばれる)といった難しい単語も出てくる。しかし、ルビ訳が付いているので大丈夫。子どものころ読んでいるはずだが、覚えていない話も多かった。英語学習の初期に読んだ本の再読だが、そのころ読解力不足で100%理解できていなかったところも、難なく分かるようになっている。そんな進歩を実感できた読書だった。