知育玩具の安全性:CEマークやSTマークの確認

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知育玩具の安全性:CEマークやSTマークの確認

知育玩具は、子どもの成長発達を促す重要な役割を果たしますが、その安全性は親にとって最優先事項です。玩具の安全性を示す代表的なマークとして、CEマークとSTマークが挙げられます。これらのマークの確認方法や、その他の安全性の確認ポイントについて詳しく解説します。

CEマークについて

CEマークは、製品がEU(欧州連合)の定める安全基準を満たしていることを示す「欧州適合マーク」です。玩具にCEマークが表示されている場合、それはその玩具がEUの「玩具安全指令」に準拠していることを意味します。この指令では、玩具の材質、物理的・機械的安全性、燃焼性、電気安全性、衛生、放射能など、多岐にわたる安全要求事項が定められています。

CEマークの確認方法

CEマークは、玩具本体、パッケージ、または取扱説明書に表示されています。マークは「CE」という二文字が並んだデザインで、通常は黒または白で印刷されています。マークの周囲に、輸入業者や製造業者の名称・住所、またはその代理人の名称・住所が記載されている場合もあります。これは、万が一製品に問題があった場合に、責任の所在を明確にするためのものです。

CEマークが示す安全性

CEマークが付与されている玩具は、以下の点において安全性が確保されていると判断できます。

  • 材質の安全性: 有害な化学物質(重金属、フタル酸エステル類など)が含まれていないか、厳格な基準が設けられています。
  • 物理的・機械的安全性: 小さな部品が誤って飲み込まれる危険性がないか、鋭利な部分がないか、玩具の強度や耐久性などが評価されています。
  • 燃焼性: 玩具が燃えにくい素材でできているか、火が移った場合の延焼速度などが考慮されています。
  • 電気安全性: 電子玩具の場合、感電や過熱のリスクがないか、安全基準を満たしている必要があります。

ただし、CEマークはあくまでEU域内での販売を可能にするための適合証明であり、日本の国内法規に直接的に準拠していることを保証するものではありません。しかし、EUの安全基準は国際的にも高いレベルにあるため、CEマークは玩具の安全性を判断する上で非常に信頼性の高い指標となります。

STマークについて

STマークは、日本の玩具安全基準に適合していることを示す「玩具安全マーク」です。これは、社団法人日本玩具協会が、日本の安全基準に基づき、製品の安全性を評価・認証する制度です。STマークの付いた玩具は、日本の消費者が安心して購入・使用できることが保証されています。

STマークの確認方法

STマークも、玩具本体、パッケージ、または取扱説明書に表示されています。マークは「ST」という文字と、「JIS」の文字、そして「©」マークが組み合わさったデザインです。マークの横には、「(J)STマーク」という表記がされている場合もあります。また、STマークには、製品の対象年齢やSTマークの認証年度などが記載されていることもあります。

STマークが示す安全性

STマークが付与されている玩具は、日本の「玩具安全基準」に適合しており、特に以下の点において安全性が確保されています。

  • 物理的・機械的安全性: 小さな部品の誤飲防止、尖った部分がないか、構造的な強度などが厳しくチェックされます。
  • 化学的安全性: 有害な化学物質(鉛、カドミウム、ホルムアルデヒドなど)の含有量が厳しく制限されています。
  • 燃焼性: 可燃性、難燃性に関する基準が定められています。
  • 電気・電子機器の安全性: 電子玩具については、感電や過熱、電磁波に関する安全基準も満たしている必要があります。

STマークは、日本の市場で流通する玩具の安全性を確保するために非常に重要な役割を果たしています。日本国内では、STマークの表示が努力義務とされているため、多くのメーカーが自主的に取得しています。

CEマークとSTマークの比較と併用

CEマークとSTマークは、それぞれ異なる地域や制度に基づいた安全基準ですが、どちらも玩具の安全性を保証するための重要なマークです。国際的な視野で見ると、CEマークはEU域内での流通を保証し、STマークは日本国内での安全性を保証します。

多くの信頼できるメーカーは、自社製品が両方の基準を満たすように開発・製造を行っており、そのため、CEマークとSTマークの両方が表示されている玩具も多く存在します。両方のマークが表示されている玩具は、より広範な安全基準を満たしていると判断でき、購入者にとって安心材料となります。

その他の安全性の確認ポイント

CEマークやSTマークの確認に加えて、知育玩具を選ぶ際には、以下の点も考慮することが重要です。

対象年齢の確認

玩具には、対象年齢が設定されています。これは、その年齢の子どもが安全に、そして適切に遊べるように設計されていることを意味します。小さすぎる子どもに、複雑すぎる、あるいは誤飲の危険性がある玩具を与えないように注意しましょう。

素材の確認

木製玩具の場合は、塗料が安全なもの(食品衛生法に適合した塗料など)であるかを確認しましょう。プラスチック製玩具の場合は、BPA(ビスフェノールA)フリーであるかなども、赤ちゃんの口に触れる可能性のある玩具では重要な確認事項です。

製造者・販売者の情報

信頼できるメーカーや販売者から購入することも、安全な玩具を選ぶ上で大切です。万が一、製品に不具合があった場合でも、適切な対応が期待できます。パッケージや取扱説明書に、製造者・販売者の連絡先が明記されているか確認しましょう。

レビューや口コミの参考

実際にその玩具を使用した他の保護者のレビューや口コミも参考になります。安全性に関する具体的な意見や、使用上の注意点などが記載されている場合があります。

玩具の構造やデザイン

紐やひも状の部分が長すぎないか、小さな部品が簡単に取れないか、鋭利な部分がないかなど、玩具の構造やデザインも直接確認することが大切です。特に、小さなお子さんがいる家庭では、誤飲や怪我に繋がる可能性のあるデザインは避けるべきです。

定期的な点検

玩具は、使用するうちに劣化したり、破損したりすることがあります。定期的に玩具の状態を点検し、破損や劣化が見られる場合は、使用を中止し、安全な状態に戻すか、新しいものに交換するようにしましょう。

まとめ

知育玩具の安全性は、子どもの健やかな成長に不可欠です。CEマークとSTマークは、玩具の安全性を判断するための重要な指標となります。これらのマークを確認するだけでなく、対象年齢、素材、製造者情報、そして玩具自体の構造やデザインなども総合的に判断することが、安全な知育玩具選びに繋がります。信頼できる情報源を参考に、お子さんにぴったりの、安全で質の高い知育玩具を選んであげましょう。