ドールのウィッグ:絡みを取るブラシの選び方と洗い方

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ドールのウィッグ:絡みを取るブラシの選び方と洗い方

ドールウィッグの美しさを保つためには、適切なケアが不可欠です。特に、絡んでしまったウィッグのケアは、その方法を間違えるとウィッグを傷めてしまう可能性があります。ここでは、ドールウィッグの絡みを解消するためのブラシの選び方、正しい洗い方、そしてその他の役立つ情報について、詳しく解説します。

ウィッグ用ブラシの選び方

ドールウィッグの絡みを取るためのブラシ選びは、ウィッグの素材や絡みの程度によって慎重に行う必要があります。

素材別ブラシの特性

  • 猪毛・豚毛ブラシ: 天然毛のブラシは、髪の油分を均一に広げ、静電気を抑える効果があります。特に、細い毛質やデリケートなウィッグに適していますが、絡みがひどい場合には無理せず、他のブラシと併用するのが良いでしょう。
  • ナイロン毛ブラシ: ナイロン毛ブラシは、毛先が丸く加工されているものが多く、絡みを優しく解きほぐすのに適しています。静電気防止加工が施されているものを選ぶと、さらに効果的です。
  • ピンブラシ・獣毛ブラシ(ミックス): 猪毛や豚毛にナイロンピンが混ざったブラシは、猪毛などの天然毛が髪の油分を補いながら、ナイロンピンが絡みを効果的に捉えます。
  • ウィッグ専用コーム: 目の粗いコームは、絡み始めた初期段階や、ウィッグを乾かす際に使用するのに適しています。

形状と機能

  • 獣毛ブラシ(猪毛・豚毛): 髪の表面を滑らかにし、ツヤを与えながら絡みをほぐします。
  • ピンブラシ: 長めのピンが密集しており、髪の奥まで届きやすく、絡みをしっかりと捉えます。
  • ワイドコーム・粗めのコーム: 絡みを優しく、広範囲に解きほぐすのに役立ちます。
  • 携帯用ブラシ: コンパクトで持ち運びやすく、外出先での軽い手入れに便利です。

特に、ドールウィッグの素材として多い「耐熱」、または「非耐熱」のファイバーの種類を考慮することが重要です。耐熱ファイバーは比較的丈夫ですが、非耐熱ファイバーは熱や薬剤に弱いため、より優しいケアが必要です。

ウィッグの洗い方:絡みを解消しながら優しくケア

ウィッグを洗うことは、絡みを解消するだけでなく、汚れや匂いを落とし、ウィッグを清潔に保つために不可欠です。洗い方を間違えると、ウィッグが縮れたり、絡みが悪化したりする可能性があるため、慎重に行いましょう。

準備するもの

  • ドールウィッグ用シャンプーまたは中性洗剤(おしゃれ着用洗剤など)
  • ドールウィッグ用コンディショナーまたは柔軟剤(任意)
  • 洗面器またはボウル
  • タオル
  • ウィッグスタンドまたはハンガー
  • 目の粗いコームまたはウィッグ用ブラシ

洗い方の手順

  1. ブラッシング(乾いた状態): まず、ウィッグが乾いている状態で、目の粗いコームやウィッグ用ブラシを使って、大まかな絡みを優しく取り除きます。毛先から少しずつ、根元に向かって丁寧にブラッシングします。無理に引っ張ると毛が抜ける原因になるので注意しましょう。
  2. 洗剤液の準備: 洗面器にぬるま湯(30℃程度)を張り、ウィッグ用シャンプーまたは中性洗剤を少量溶かします。洗剤の濃度が高すぎると、ウィッグが傷む原因になります。
  3. ウィッグを浸す: ウィッグを洗剤液にゆっくりと浸し、優しく揺らしながら洗います。ゴシゴシと擦ったり、揉み洗いしたりするのは避けましょう。
  4. すすぎ: 洗剤液を捨て、きれいなぬるま湯に替え、ウィッグを優しくすすぎます。洗剤が残らないように、何度かお湯を替えて丁寧にすすいでください。
  5. コンディショナー・柔軟剤(任意): コンディショナーや柔軟剤を使用する場合は、別の洗面器にぬるま湯を張り、少量溶かしてウィッグを浸します。毛先を中心に馴染ませ、数分置きます。その後、優しくすすぎます。
  6. 水分を拭き取る: ウィッグを優しく持ち上げ、軽く水気を切ります。タオルでウィッグを包み込み、優しく押さえるようにして、水分を吸い取ります。タオルでゴシゴシ擦るのは避けましょう。
  7. 乾燥: ウィッグスタンドやハンガーにウィッグをセットし、風通しの良い日陰で自然乾燥させます。ドライヤーの熱はウィッグを傷める可能性があるので、基本的には使用しません。もし使用する場合は、冷風で短時間にするか、冷風モードのあるドライヤーを使用し、ウィッグから十分な距離を保ちます。
  8. ブラッシング(半乾き~乾いた状態): ウィッグが半乾きの状態、または完全に乾いた後に、再度目の粗いコームやウィッグ用ブラシで優しくブラッシングし、形を整えます。この時も、毛先から順に、絡みを少しずつ解きほぐしていくように行います。

洗い終わった直後のウィッグは、絡みが一時的にひどくなることがありますが、乾いていく過程で自然と落ち着いてくることが多いです。無理に引っ張らず、乾くのを待つのがコツです。

絡みを取る際の注意点とコツ

ウィッグの絡みを取る際には、いくつかの注意点とコツがあります。これらを理解することで、ウィッグをより長持ちさせることができます。

絡みを解く際の基本

  • 毛先から始める: 絡みを取るときは、必ず毛先から始め、少しずつ根元に向かって作業を進めます。これにより、髪にかかる負担を軽減し、無理な力が加わるのを防ぎます。
  • 優しく、焦らず: 絡みは根気強く、優しく解きほぐすことが重要です。焦って引っ張ると、毛が抜けたり、ちぎれたりする原因になります。
  • 少量ずつ: 一度にたくさんの毛をブラッシングしようとせず、少量ずつ毛束を取って丁寧に絡みを解いていきます。
  • 絡み止めスプレー: ウィッグ用の絡み止めスプレー(シリコンスプレーなど)を使用すると、ブラッシングの効果が高まり、静電気の発生も抑えられます。ウィッグ全体に軽く吹きかけ、馴染ませてからブラッシングすると効果的です。
  • 指でほぐす: ブラシだけでは難しい細かい絡みは、指の腹を使って優しくほぐすのも有効です。

ひどい絡みへの対処法

もし、ウィッグにひどい絡みが発生してしまった場合は、以下の方法を試してみてください。

  • 絡み止めスプレーの徹底活用: ひどい絡みの部分に、絡み止めスプレーをたっぷりと吹きかけ、しばらく置いてから、目の粗いコームや指で慎重に解きほぐします。
  • 部分的な洗い直し: 絡みがひどい部分だけ、またはウィッグ全体を再度優しく洗い直すことも有効です。
  • ウィッグ専用サロンの利用: どうしても絡みが解消できない場合や、ウィッグを大切にしたい場合は、ドールウィッグのケアを専門に行っているサロンに相談するのも一つの方法です。

ウィッグを保管する際も、絡みを予防するために、ブラッシングをしてからウィッグネットに入れる、またはウィッグスタンドに保管するなどの工夫をすると良いでしょう。

日頃のお手入れ

ウィッグの絡みを最小限に抑えるためには、日頃からのお手入れが大切です。

  • 着用後のブラッシング: ウィッグを着用した後は、必ず優しくブラッシングをして、絡みや乱れを整えましょう。
  • 静電気対策: 特に乾燥する季節は静電気が発生しやすいため、ウィッグ用ブラシで静電気防止加工が施されているものを使用したり、静電気防止スプレーを活用したりすると効果的です。
  • 適切な保管: ウィッグは、直射日光や高温多湿を避けて保管しましょう。ウィッグスタンドにかけるか、ウィッグネットに入れて保管するのが理想的です。

まとめ

ドールウィッグの絡みを取るためのブラシ選びは、素材や絡みの程度に合わせて、猪毛・豚毛ブラシ、ナイロン毛ブラシ、ピンブラシ、ワイドコームなどを使い分けることが重要です。洗い方においては、ぬるま湯と中性洗剤を使用し、優しく手洗いすることを心がけ、すすぎは念入りに行いましょう。乾燥は自然乾燥が基本です。絡みを解く際は、毛先から始め、優しく焦らず、少量ずつ作業を進めることが肝心です。絡み止めスプレーの活用や、指でほぐすことも効果的です。日頃から着用後のブラッシングや静電気対策、適切な保管を心がけることで、ウィッグの絡みを予防し、その美しさを長く保つことができます。