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## 新感覚！新世紀エヴァンゲリオン「エヴァンゲリオン改2号機 γ」プラモデルレビュー
今回レビューするのは、エヴァンゲリオンシリーズの中でも特に個性的な「エヴァンゲリオン改2号機 γ」のプラモデルです。その斬新なデザインと、これまでのエヴァプラモデルとは一線を画すギミックの数々に、組み立て前から心を奪われていました。長年のエヴァファンとしても、そしてプラモデル愛好家としても、このキットには非常に期待していました。
### 組み立ての第一印象：緻密さと難易度のバランス
箱を開けた瞬間、そのパーツ数の多さに少し圧倒されました。しかし、説明書を丁寧に見ながら進めると、各パーツの配置や組み立て手順が非常に論理的に設計されていることに気づきます。特に、多重構造になっている装甲部分や、内部メカの再現度は目を見張るものがあります。
最初は多少手こずる場面もありましたが、ランナーからパーツを切り離す際のゲートの位置や、はめ込みの精度が非常に高いため、ストレスなく組み立てを進めることができました。接着剤不要のスナップフィット方式が採用されているのも、初心者の方にも優しい配慮だと感じます。
しかし、細かいパーツの多い箇所や、可動範囲を確保するための工夫が凝らされている部分は、ある程度の集中力と器用さが求められます。特に、改2号機 γの特徴である「ガトリングガン・プログレッシブ・ナイフ」の変形機構は、非常に巧妙に設計されている反面、小さなパーツの取り扱いには注意が必要です。
### 外観の再現度：驚異的なディテール
組み立てが完了し、改2号機 γがその姿を現した時の感動はひとしおです。劇中のイメージを忠実に再現しており、そのシャープなフォルムと、独特のカラーリングは圧巻の一言。特に、特徴的な紫と黄色のカラーリングは、光の当たり方によって微妙な陰影が生まれ、プラスチックキットとは思えないほどの深みを感じさせます。
表面のモールドも非常に繊細で、装甲の質感や、各部のパイプ、ケーブルなどのディテールがしっかりと彫り込まれています。これらのディテールが、完成品にリアリティと存在感を与えています。
また、デカールも豊富に付属しており、これを貼ることでさらに完成度が向上します。ステッカーではなく、水転写デカールが採用されているため、貼り付けた際の馴染みが良く、まるで塗装したかのような仕上がりになります。デカール貼りは根気のいる作業ですが、その苦労が報われるだけのクオリティです。
### 可動範囲とギミック：遊びごたえ抜群！
このキットの最大の特徴は、その驚異的な可動範囲と、充実したギミックにあります。エヴァシリーズのプラモデルは、近年非常に可動範囲が広くなっていますが、この改2号機 γはそれをさらに進化させたと言っても過言ではありません。
首、肩、肘、手首、腰、股関節、膝、足首など、全身にわたる関節が驚くほど滑らかに、そして柔軟に可動します。これにより、劇中の様々なアクションポーズを忠実に再現することが可能です。特に、肩周りの可動域は広く、腕を大きく振り上げるようなポーズも自然に決まります。
そして、このキットの目玉となるのが、背中に装備された「ガトリングガン・プログレッシブ・ナイフ」の変形機構です。通常時はシルエットを崩さずに収納されており、展開時には劇中のように大型の武装へと変形します。この変形機構は、パーツの差し替えなしで再現されており、そのギミックの秀逸さに驚かされました。
さらに、肩部や背部からの展開ギミック、そして付属する豊富な武装パーツ（プログレッシブ・ナイフ、パレットライフル、スパイラル・ドラムガンなど）を組み合わせることで、様々なシチュエーションを再現して楽しむことができます。片膝立ちでの射撃ポーズや、ナイフを構えるダイナミックなポーズなど、思い描いた通りのディスプレイが可能です。
### 総評：エヴァファンならずとも手に取るべき逸品
エヴァンゲリオン改2号機 γのプラモデルは、その緻密な設計、驚異的なディテール、そして遊びごたえのあるギミックと可動範囲、全てにおいて高いクオリティを誇る逸品です。組み立ての難易度は多少あるものの、それを上回る完成品を手にした時の感動と満足感は計り知れません。
エヴァンゲリオンファンはもちろんのこと、プラモデル初心者から上級者まで、幅広い層に自信を持っておすすめできるキットです。このプラモデルを手に取れば、きっとあなたも改2号機 γの魅力にどっぷりハマってしまうことでしょう。ディスプレイするだけでも絵になりますし、様々なポーズで遊ぶことで、このキットの奥深さを存分に味わえます。
価格帯も、これだけのクオリティとボリュームを考えれば、非常にリーズナブルだと感じました。迷っている方がいれば、ぜひ一度手に取ってみることを強くお勧めします。きっと、あなたのプラモデルコレクションの中でも、特別な存在になるはずです。
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