クマのプーさん(絵本) (大型絵本 5)詳細
クマのプーさん(絵本) (大型絵本 5)口コミ
プーのお話の中から、3つのお話が収録されています。特筆すべきことは、他の版(少年文庫版、愛蔵版、クマのプーさんえほんシリーズなど)にはないシェパードの挿絵が、この版にはたくさん描き加えられて収められているというところです。シェパードの絵が好きな人だったら、是非おすすめ。
昔からある本で、懐かしく子供たちも喜んでました!
この本の中には、1、プー横丁にイーヨーの家が、たつおはなし2、コブタが、ぜんぜん、水にかこまれるおはなし3、プーが、あたらしいゆうぎをはつめいし、 イーヨーが、なかまにはいるおはなしの三話が収録されています。ディズニーのクマのプーさんが、A・A・ミルン作の『クマのプーさん』をもとにつくられたのは、有名なことですが、子どもたちにはディズニーのクマプーが定着していて…A・A・ミルン氏の文章&E・H・シェパード氏の絵にははじめは少し抵抗があるようです。この絵本は、そんな子どもたちがイギリス文学に興味を持ち、古典文学のほうのクマプーを親しむきっかけになるといいなぁと思い読み聞かせ&ブックトークに用いています。(小学校司書です)その後、低学年は同じ岩波さんからでている絵本に飛びつき、高学年は、読み物のクマのプーさんを読むようになりました。絵は1ページを使ったカラーの部分も多く、とても楽しめます。ご家庭でも、A・A・ミルン作クマのプーさんへの入り口にどうぞ!
一人息子のために、絵が大きめのものを買いました。毎晩読み聞かせるうち、私もプーとその仲間たちが大好きになりました。なんてやさしく、ユーモアがあって、楽しく、ゆっくりな、ゆたかな時間が過ぎていくんでしょう。石井桃子さんの翻訳も、それはそれは素晴らしく、息子が大きくなった今でも、やっぱりまだまだ読みたい本です。
私もディズニー絵のプーに慣れていたのですが断然こちらがお勧め。なによりキャラが魅力的で、それぞれがほほえましい特徴を持っているので親しみを持ちやすく、さらにありがちな優等生タイプでなくてこども達と同じに欠点も持っているところはこどもの価値観の幅を広げるのに役立ってくれるのでは。語りかけるような温かな文章はよく読むと哲学的で、上級生のこどもが読むにも耐えうると思います。ディズニーのキャラとしての、あのかわいいだけのプーしか知らないこどもには、よりプーのいる世界を身近に感じられるようになるのではないでしょうか。小さいこどもにはいくらか難しい単語や表現もあるのですが小学校3年生ぐらいからは十分読めると思います。